卒業生座談会

経営学部を卒業した4人の先輩たちが
学生時代を振り返り、
学びや学生生活、
サークル、就活についてなど
ざっくばらんに語りました

左:山田 拓人さん/左中:五十嵐 怜さん
右中:平松 由衣さん/右:佐藤 則雅さん

青学の経営学部を選んだ理由は?

山田:
皆さんは、どうして青学の経営学部に進学したのですか?私は高校時代、数学や物理などが好きで完全に理系だったのですが、漠然と経営や会計に興味があり、数学と英語だけで受験できる青学の経営学部ならチャンスがあると思って受験しました。青学や他大の理工学部も合格しましたが、そのときすぐに経営の勉強がしたいと思って青学の経営学部を選びました。

平松:
私は高等部からの内部進学です。成績によって行きたい学部に進めるシステムで、私が経営学部を選んだのは、親が経営者というのもあり、人や組織に興味があったことと、社会に出てから直接役立つイメージがあったからです。会計などが授業にあるので、働く上での基礎が学べそうだと思ったのが経営学部を選んだ理由ですね。

佐藤:
私は一度社会に出てから28歳で入学しました。もともと父と母、叔父がそれぞれ会社経営者で、自分もそうならないといけないという思いがずっとあり、実際社会に出て20代で起業しました。多くの人と接する中、成長スピードの速い人、遅い人がいて、私は遅い方だと思ったのです。仕事上で多くの優秀な経営者とお会いしましたが、せっかく話ができても話が分からないことがありました。日常的に本を読むこともしないし、このままじゃダメだと思って、会社経営をいったん辞めて大学でしっかり学ぼうと思ったのです。
大学で学ぶとき、環境も大切ですよね。表参道というセンスのいい人たちがいっぱい集まる環境にいることで自分のセンスも磨かれるんじゃないかというのもありました。でも、実際に入学したらキャンパスは2年生まで相模原キャンパスだったんですけどね(笑)。

五十嵐:
私も平松さんと同じで内部進学だったのですが、内部生の行けるオープンキャンパスがあって、授業がすごくおもしろくて経営学部に決めました。もともと歴史が好きで史学科のある文学部も候補でしたが、就活で有利そうな経営学部の体験授業に行ってみたんです。社会ってこういう思惑があって商品が開発され、販売の方法も決まっていくんだとそこで初めて知りました。生活する上で誰もがお金は使うし、必ず商品は買う。だから、そういった社会の仕組みを自分も知っている側になっていたいと思って決めました。
マーケティング学科について言うと、選ぶ段階ではあまり違いが分かっていなかったのですけど、もともと写真が趣味で制作に興味があり、クリエイティブに関われると思ったのでマーケティング学科にしました。

1、2年生は幅広い学びが特徴

平松:
入学後、驚いたことはすぐに経営について学ぶのかと思ったらそうではなく、1年生で「青山スタンダード科目」(以下、青スタ)という、幅広い科目から授業を選んで学ぶ時間が多かったこと。大学生になったら専門的な授業の中から自分で履修を組むというイメージが強かったのですが、経営に関する授業はそんなになかったです。それができるようになったなと感じたのが3年生ぐらいだったかも。イメージと違った反面、青スタのおかげで、他の学部の人と関わる機会も多かったですよね。

五十嵐:
たしかに青スタには経営学系の授業が少なくて、「えっ!コレだけ?」と思って最初は気が進まなかったのですが、哲学や歴史の授業はおもしろく、3年生になって選択できる幅が広がったときも、何か一つは文学系の授業をとりたいと思って授業を受けていました。今思うと、青スタがあったからこそ、知識の幅も交流の幅も広がりましたよね。

佐藤:
私はいろいろなことを広く学びたかったので、すごくいいシステムだなと思いました。哲学の授業をとって、ソクラテスについて学んだりしました。そのときはあんまり重要じゃない授業だと思っていたのですが、社会に出てみるとすごく大切なことを教わっていたと分かりました。当時の自分の能力が低くて、その大切さがわからなかった(笑)。だから、最初は難しくても、若いときにこうした授業に触れる機会があるのはいいなと思いました。

山田:
青スタは1、2年生ではスポーツも必須でしたよね。私はサッカーが好きだったので履修したら、想像以上に楽しくて、3年生以降スポーツが任意になっても、4年までサッカーを選びました。サッカーのためだけに相模原キャンパスに通っていたのですよ。
さっき、相模原キャンパスにネガティブな意見が出ていましたが(笑)、私の中ではポジティブなイメージがあって、初めてキャンパスに入った瞬間「きれいな校舎!」と思ったのを覚えています。入試のときは青山キャンパスで、当時は校舎も古く、ちょっと残念だと思っていたんですよね。

佐藤:
これから入学する方は恵まれていますよね。場所は4年間青山だし、青山キャンパスの校舎はきれいになったし。

入学後の雰囲気や学生生活

平松:
大学に入学する前、たくさん学生がいる中でどうやってみんなと仲良くなっていくんだろうと不安があったのですが、結構クラス単位で動くことが多かったので、そこで友だちができました。大学にもクラスってあるんだって思いましたね。

五十嵐:
青スタはクラス単位で受ける授業もありましたよね。2つのクラスが一緒に受ける合同の授業もあったり。

平松:
必修とか英語とかはそうでしたね。

佐藤:
そう、それでテスト前になると、ノートをよくとっている人とかと急に仲良くなったり(笑)。

平松:
高校までは都内近郊の人しかいなかったので、大学に入ったらいろんな地方出身の人がたくさんいて、ひとり暮らしの人のところに遊びに行けたりして楽しかったですね。

五十嵐:
そうですね。私も相模原キャンパスに通っていたころは、あの辺でひとり暮らししている友だちの家によく行きました。

山田:
大学の雰囲気でいうと、おしゃれな人が多いなと思いました。私は地方から出てきたので、都会っぽい洗練さがあるなと。

佐藤:
出身の札幌と違い東京って渋谷は若者の街、銀座は大人の街とか街に個性がありますよね。で、表参道はどうなの?と思ったとき、カリスマ美容師の美容室や洗練されているショップとかのイメージがあって、青学はまさにそんなイメージ。最初は自分が着ていく洋服とか意識してしまいましたね。

五十嵐:
確かに1年生のころ、女子はめちゃくちゃ服装に気を使っていましたよね。でも、3、4年生になると慣れてきて、Tシャツとジーパンでいいかみたいな雰囲気はありました。

3年生でゼミが始まり専門的な学びへ

山田:
3年生になるとゼミが始まって本格的に経営の勉強をするようになりますよね。私は2年生のときに授業がおもしろかった矢澤先生のゼミにしました。会計について幅広く扱ったゼミでしたが、財務会計の中でも特に企業価値評価に重点を置いたゼミでした。この企業は本当はいくらなのかと理論的に算出したり、その価値を上げるためにはどうしたらいいのか議論したりしました。
毎回ゼミで発表すると先生から鋭い指摘や質問があって、次の回の授業でそれに答えないといけないのです。そしてその授業で、また新たな発表、そして、宿題が出る。授業が進むにつれて宿題もどんどん増えていくけど、その分考えることがめちゃくちゃ多くていい経験でした。
発表はチームで行っていたのでみんなで一緒に調べることが多かったです。警備員さんに追い出されるまで学校に残っていたり、帰宅後は電話で続きを話したり、調べて議論しながら、徹夜も結構しましたね。
経営学部には矢澤先生だけでなく、会計を専門とする先生がいらっしゃいます。たとえば尹先生は国際会計を専門にしている先生で、行き詰ったときに教えていただいたりもしました。
会計議論はどうしても国際的にはこう、日本ではこうと意見が分かれるところで、国際的にはこうと意見をもらったときは、図書館に行って国際的な論文を徹底的に読まないと答えられないことが出てくるんです。現在、会計の分野では国際会計基準というのがあるんですけど、私が学生のころはちょうど日本でそれを導入するかしないかという時期で、書店にも国際会計基準コーナーというのはありませんでした。ゼミを卒業するころにはどこの書店にも国際会計基準コーナーがあって、そこにはたくさんの専門書があって、自分が勉強している中でどんどん最新の本が増えてくると学問の最前線に来ている感覚が持てて、それはすごく楽しかったですね。

平松:
私は経営学科の山下勝先生の組織論のゼミをとっていました。私はマーケティング学科でしたが組織論が面白そうだと思って、先生についても全然知らず選んでしまいました。先生は私たちがゼミを決めるころアメリカ留学中で日本に不在で面接もなく、先生のゼミをとった先輩から話も聞けず、分からない中決めたのですが、後から聞いたら1年生のときの経営学の必修科目の先生で、分かりやすいから山下ゼミをとったという人が何人かいました。
内容的にはリーダーシップ論やモチベーション理論、組織に入ったときに受けるギャップであるリアリティーショックなどを主に勉強していました。1週間に本を1冊読み、課題が毎回出るのですけど、最初は課題で問われていることが良く分からず、違う答えを持ってきて、それは違うと先生に指摘されることも。山下先生の突っ込みが鋭くて、私たちは最初は何を言われているかも分からない状態でした。
普段のゼミとは別に3、4人のサブゼミというのもあって、3か月で一つの論文を仕上げます。最初は書き方も分からず自分たちで全部手探りでやったのを覚えています。仮説にこだわる先生だったので、テーマを決めるだけでもなかなか決まらなくて、何十個テーマを出してもそれはダメだとバッサリ切られて、そこからまた考えてということもありました。

佐藤:
私は永井先生というマーケティング学科の言語学専門の先生の下で学びました。ものすごく優しい先生で、今二人の話を聞いてそんなに厳しいゼミもあるんだという感じです。普通は経営学部に入学したのだから、ゼミは経営に関係することを選ぶと思うのですが、私なりの目的があって永井先生のところへ行きました。ゼミを選ぶ前にこんなエピソードを聞いたのがきっかけです。ある韓国のメーカーが中国で急激に売上を伸ばしていて、その戦略は日本のメーカー各社と違い、まずは中国に住んで文化や生活習慣を知り、需要を徹底してリサーチするというものです。私は文化や生活習慣を学ぶことは、全てのビジネスにおいて基礎になるのではと思ったのです。それで、これらに精通した永井先生に教わろうと思ったのです。
私の学年で先生のゼミ生は私一人だけでした。永井先生の教授室は壁全面に数え切れないほどの本が並んでいるんですよ。先生に「これ全部読んだのですか?」と伺うと「そうですよ」と(笑)。私は先生におすすめの本をその中から1年で100冊紹介してくださいとお願いし、1週間に3、4冊読んで、読んだ内容をゼミの時間に二人で議論するという授業スタイルにしていただきました。これがまた、私はミスリーディングが多く、とにかく先生からは多読するようにと指導されました。本を読んでは先生と議論し、哲学者と弟子のような感じでしたね。ちなみに、永井先生には在学中お世話になっただけでなく、卒業後もお会いしたり、私の結婚式にも来ていただいたのですよ。

五十嵐:
そういうゼミでの勉強方法もあるんですね。先生とマンツーマンなんてうらやましいです。私はマーケティングを専門とする久保田先生のゼミをとりました。ただモノの販売に注目するのでなく、人と人、企業と人の関係性まで考えてマーケティングを学んでいくんです。
私たちの代はゼミができて2年目で、ゼミに入ったタイミングで先生からは「方針が確定していないから、まだ1期生のようなつもりで考えて欲しい」と言われました。ゼミ長を中心に15人ぐらいのゼミ生で何をテーマにしようか、何を先生のもとで勉強したいかと、最初のころ3時間ぐらい教室で話し続けたりしていました。
先生は基本的にゼミ生に運用を任せてくださっていたので、とにかくゼミの内容は自由で、日本広告学会が主催する論文賞に応募してみたり、ケーススタディと呼んでいたんですけど、自分たちの興味のある会社の取り組みや運営を調べられる範囲でまとめてプレゼンをしたりしました。最後の方はケーススタディも他のゼミと一緒にやったりしたのですよ。学びの幅が広がったと思います。

ゼミで熱心に学び身についたことは?

山田:
私は矢澤先生のゼミをとって、物事の「なぜ」を問うことが多くなりました。ゼミに入る前には知識を増やすことが勉強のゴールだと思っていたのですけど、どんどん深堀りするクセがつきました。先生の鋭い質問には論理的に考えないと答えが出せないので、論理的な思考力はついたのかなと思っています。あと、単純に会計の知識がついたので、財務諸表を読めばこの会社の状況はこんな感じかなと分析できるようになりました。

平松:
何も知らずに入ったゼミですが、結構厳しくて後から考えるとためになりました。先生のアドバイスや、自分たちで何度も調べることをして、最終的には組織論について理解が深まったし、論文の書き方などが分かるようになりました。

佐藤:
私は経営には直接は結びつかないであろう、地味だけど何かする上での土台を教えていただきました。私にとって難しい本やつまらない本もあって苦しかったですが、先生とお話しして、今それがベースになっています。結局1000冊ぐらいは読み、世の中が広くなったと実感できました。

五十嵐:
何がすごい良かったかというと、インプットの仕方を学べたというのがあります。3年次は懸賞論文の提出、4年次は卒論も兼ねて日本広告学会へ論文を提出することがメインの活動で、論文のテーマを決めるにしても、どういうことをしたら自分たちの興味のあることを見つけ出せるか分かりました。市場調査をしたり広告宣伝に関する論文を読んだり、自分の知らなかった専門誌に触れ、テーマを決められるようになりました。
アウトプットとなる論文の執筆では、理論構築の仕方や曖昧な理論をどうやったらまともに見せられるか(笑)とかも学べたと思っています。ゼミではインプットとアウトプットの両方をバランス良く学べましたね。ゼミ生とは多くの苦しいことや楽しいことを一緒に体験し、ゼミをつくり上げていったので、ゼミ生同士が仲が良くなったし、刺激し合えるいい関係になったと思います。卒業して2年ぐらい経っていますけど、今も皆で会って遊ぶような関係です。
私たちも山田さんたちのように図書館で夜遅くまで学び、家に帰ってからもゼミ生同士でスカイプを利用して論文の追い込みとかしていました。私が所属していたゼミは、いわゆるガチゼミだったんですけど、ガチゼミは恐れずに入った方が絶対自分の身になります。

山田:
確かにそうですね。調べたり発表したり大変だった分、知識も考え方も身になりました。

佐藤:
あと、ゼミを経験して思ったことは、経営学部の先生方は学生と距離が近いというか、親身になってくださる方がすごく多いですよね。私は2年生のころから学生という立場を使って、会いたい経営者に連絡をとってどういう人財を求めているかインタビューする活動を個人的に行っていました。100社、200社、300社……と連絡して、とにかく会ってくださる方と会うんです。自分一人ではもう広げることができないと思ったときに、永井先生にこの活動について話し、ご協力くださいとお願いしたんです。他の先生にもお願いしましたが、意外と経営者を快く紹介してくださいました。
大学では、先生と生徒の関係性は希薄なイメージだったのですが、青学はそうでなく、困っていることを相談すると結構聞いてくれる暖かい先生が多いなと感じました。自分から関わっていけば、本当に協力してくださる方々が多いです。

サークルや部活でも充実した学生生活

平松:
サークルはダブルダッチ(2本の縄を使って跳ぶチームスポーツ)のインカレサークルに所属していました。相模原キャンパスの広大な土地で自由に毎日のように活動していましたよ。大会に出たり、自分の大学はもちろん他大の学祭にも行って、秋は毎週のようにパフォーマンスしていました。1、2年生はサークル三昧でしたね。

五十嵐:
私は暗室が使えるのを魅力に感じて写真部に入りました。4年生で自分が部長になったときは、部員それぞれがテーマを持って、撮ってきた写真を部会で見せ合ったり、校内で展示会を開催したりしました。夏や卒業の時期に渋谷のギャラリーを借りて自分たちの写真展をしたことなどもあってすごくいい思い出になっています。社会人になって一人でギャラリーを借りて展示会を行うとかは難しいですよね。やはり部費があるし、一人だとできないような活動もできました。
部活に入ると同じ学科の先輩がいたので、どの授業が面白いかとか勉強やゼミについて聞いたりもできました。写真部って学内のすごく暗い場所に部室があるんですけど(笑)、入ってよかったなと思います。

学びやネットワークをいかし就活を乗り越える

平松:
就活はどうでしたか?私は3年生のときに学校でインターンシップの説明会が開催され、あるメーカーの会社説明がすごく面白くて興味を持って応募したことが今の就職先につながります。インターンシップの5日間は、営業の方に同行することもできて、皆さん自社製品をすごく愛しているのがわかり、それが心に響き、メーカーが気になり出したんです。自分が好きなものを営業できたら楽しいだろうなと。私は文具が好きだったので、文具系のメーカーを見ていた中、今の会社から営業として採用されました。
面接時に最終面接でゼミの話題になったとき、私が学んでいた組織論に詳しい役員がいて話が盛り上がり、勉強して良かったなと思いました。あと、メーカーに就職したOG・OBを訪問したり、先生に相談したり、サークルの先輩にはエントリーシートを見ていただいたりもしました。就活では、本当に皆さんのお世話になったと思っています。

山田:
私はゼミで会計の勉強をするうちに、もっと学びを深めたいと思って、別の大学の大学院に進学しました。なので、就活はしなかったのですが、今の仕事ができているのも、根本は授業やゼミだと思っています。

五十嵐:
私はOG・OB訪問も全くしなくて、業界に困り、とにかくいろいろなジャンルのインターンシップに行き、好き嫌いの分野を絞った上でエントリーしていました。その上で、人に関わる仕事がしたいなと思ったので、今の会社を志望したんです。本社に2名の青学出身者がいるのですが、入社前に自力でその方たちにコンタクトをとれなかったので、OG・OB訪問は積極的に行って、いろいろ話は聞いたほうがいいなと思います。

佐藤:
私は3年生の時点で取得可能な単位は全てとっていて、日本でいいモノをつくり、海外に輸出したい、世界に出られるようなことをしたい、と4年生のときにメーカーとして起業しました。

経営学部で学んで今役立っていることは?

山田:
今はお客さまが金融機関で、その会計業務のコンサルを行っているので、会計知識は直接役立っています。あと、人とのコミュニケーションという意味でも、ゼミでチームで活動していたことが、チームで会計処理をする今の仕事のスタイルと似ていてとても役立っています。会社でチームリーダーをしているので、誰にどのタイミングでどんな指示を出さないといけないのか、どのタイミングでどんな議論をしなくてはいけないのか、ということをゼミで学んだと思っています。

平松:
私は今人事部に所属していて、社員の皆さんに会社の制度を整えるためのインタビューをしています。そのときにすごく思うのが、ゼミで論文を書くために何人もインタビューした経験が役立っているんです。仮説を立てて、インタビューをして、結論に持っていくという基礎の形が分かっているので、仕事がやりやすいなと思いました。制度を上手くまとまるためのやり方がわかっているのはゼミのおかげですし、自分の強みになっています。

佐藤:
大学を卒業して、私の成長スピードは以前と比べて全然違うなと実感しました。これは間違いないですね。メーカーの経営者としてモノをつくる上で今、品質、機能、デザインといった各分野のプロフェッショナルと一緒に考え、私がみんなの考えが全て結びついているか考える必要があります。そのためにも、彼らの話を理解できないと難しいですよね。以前は5割程度しか理解していなかったのが今は9割以上の理解になっていると思います。
言葉というのは面白くて、私たちは普段日本語でコミュニケーションをしても、100%お互いにニュアンスまで含めて理解し合うというのはありえないと思っています。だからこそ、自分が努力しないと100%に近づけもしないと永井先生と多くお話した中で学びました。そして、相手を理解する精度が高まれば、自分の判断が正しくなる。永井先生から何度も指摘いただいたことで、相手の言葉の理解が深まったと思います。
人生でメンターみたいな人を一人見つけるというのはすごく重要なことだと思いました。実際に私は大学で見つけられた。先生との出会いは僕にとって宝物です。

五十嵐:
青学での経験で役立ったことはいろいろありますが、一つは今私は販促部でキャンペーンプロモーションを考えているのですけど、とにかく変化が激しいのでどんどん情報をキャッチしていかないといけない中、キャッチの方法をゼミで学べたということです。自分のアンテナの張り方を学びました。
それ以外では、青スタから始まり、史学など幅広く学べたことが今になって役立っています。先日、会社の中国での生活が長かった同僚やムスリムの人と一緒に、キリスト教について3時間も話したんですよ。そういう話をきっかけに、販促でこのコミュニケーションのとり方だと自分たちの考えは上手く相手にささらない、とかいう話につながりました。こうした会話ができるようになったのも、青学の経営学部で学んだからだと思います。

プロフィール

  • 山田 拓人さん
    2010年卒業 アビームコンサルティング株式会社

    2年生の時に受けた授業で会計の面白さを知り、3年生からはゼミで会計を徹底して学ぶ。経営学部を卒業後、他大学の大学院に進学、現在は金融機関の会計業務のコンサルティングを行っている。1年生の授業でとったサッカーにハマり、毎年サッカーをとり続け4年間相模原キャンパスに通ったというエピソードも。

  • 平松 由衣さん
    2014年卒業 マックス株式会社

    高等部から内部進学で経営学部へ。ダブルダッチのサークルに所属し1、2年次は活動に励む毎日。3年生以降は、ゼミでハードワークをこなしながら、学校主催のインターンシップに参加し、将来は文具系のメーカーに就職したいという夢を見つける。OG・OB訪問やサークルの先輩に相談しながら現在の会社に就職し夢を叶えた。

  • 佐藤 則雅さん
    2015年卒業 株式会社季然堂

    経営者の両親に元に生まれ、子どもの頃から自然と経営者を志す。一度社会人を経験後、大学での学びの必要性を感じ、28歳のときに大学受験。青山学院経営学部に入学。授業で知識を深めるとともに、社会人経験者ならではの学生時代の過ごし方やゼミの活用の仕方で実践的な学びを身につける。4年次に起業した。

  • 五十嵐 怜さん
    2016年卒業 青山商事株式会社

    オープンキャンパスで受けた授業が印象に残り経営学部へ。高校生のころから写真が好きでクリエイティブに興味があり、マーケティング学科を専攻する。ゼミでは日本広告学会主催の学生向け論文賞に応募したり、企業について調べたことをプレゼンしたり、仲間と活発に意見交換などして切磋琢磨した。写真部に所属し、部長も経験する。

就職について