講義・ゼミ紹介

講義

企業経営をよりわかりやすく、
身近にする、マネジメントゲーム

経営学科では、企業経営に親しむための独自のシミュレーションゲームを開発し、1年生の必修科目「マネジメント基礎A」に取り入れています。このゲームは学生ひとり一人がメーカー企業を経営し、株価で順位を競い合うものです。4つの業界を仮定し、ひとクラス90名の履修者がいれば、90社あることになり、一業種20数社の中で競争します。株価は単純に売上や利益だけでなく、資本金を有効活用しているか、負債はどの程度か、といったさまざまな面が影響し、10円にも数千円にも、そして上場廃止にもなる仕組みです。

このマネジメントゲーム最大の特徴の一つは、人材の管理ができ、それ次第で生産性が変わること。経営者が給与を決めたり、研修を受けさせたり、人事異動できるようになっています。また、人材には年齢設定があり、実社会を反映して、定年退職やはっきりした理由のない若者の退職も存在します。このゲームを通して、授業では一切教えていない、企業の損益計算書や貸借対照表の見方や用語を学生たちが自ら調べ、自然と理解していくという流れが生まれています。また、レクチャー&ディスカッションにより進行していくため、自身の意見を他人に伝えたり、人の意見を聞いたりする訓練ができ、社会人としての基礎も養えています。

山下 勝 Masaru Yamashita
経営学科 教授
専門分野:経営学(経営組織論)

スタート時点での条件は全員同じで手持ち資金2億円、1棟の工場を所有、従業員は12名、株価1,000円という設定。ここから学生たちはさまざまな試みを行い、自社の株価を競い合います。

山下 勝 Masaru Yamashita
経営学科 教授
専門分野:経営学(経営組織論)

会計情報論I

企業内部の視点から、会計情報がどのように活用されているかについて学んでいきます。具体的には、戦略と会計情報の関係に注目し、戦略の策定や遂行のために用いられる管理会計技法についてみていきます。

毎回、講義テーマに沿ったプリントや資料を用意し、それらに基づいて、まず理論的な面から説明をします。さらに、計算問題を取り入れたり、企業の事例などの説明を加えることで講義内容の理解を深め、少しでも会計に興味をもってもらえるように努めています。

受講生の中には、会計学の基礎科目を履修して既に会計に興味をもっている人や資格試験などの勉強も兼ねて本講義を履修している人も多く見受けられます。しかし、将来、会計の知識を必要とする職業に就くためだけではなく、企業経営を理解する上で必要となる会計の知識を再確認するきっかけになればいいと思っています。

「会計は数字ばかりでつまらない」や「堅苦しく、面白くなさそう」といった偏見を捨て、興味や関心の幅を広げて欲しいと思います。

楠 由記子 Yukiko Kusu
経営学科 教授
専門分野:管理会計

比較経営論

グローバル化が進む社会や経済の中で、企業がどのように競争し、成長していくべきかという問題を、日本企業と他国のグローバル企業とをさまざまな視点で比較しながら考え、理解していきます。

具体的には、グローバル化とは何かをしっかりと理解した上で、国や地域ごとの違いと、それが各国の産業や企業の競争力に与える影響について、グループ単位で具体的に調査・分析を行いながら議論していきます。また、企業が国際ビジネスにおいて直面するさまざまな問題について、国内外の具体的な企業に関するケースディスカッションを行いながら、詳しく分析・解説していきます。

グローバル化は、企業にとっても、私たち個人にとっても非常に身近な問題です。それを正しく理解した上で、企業の中で、もしくは個人として、グローバルに活躍できる人材になって欲しいと思います。

一方的に教わるのではなく、自ら考え、他の学生と議論しながら学ぶことで、より深く理解できるはずです。ぜひ積極的に講義に参加してください。

稲村 雄大 Katsuhiro Inamura
経営学部 准教授
専門分野:国際経営・国際ビジネス、組織論、戦略論

ゼミで学ぶ Q&A

高橋ゼミ

Q:ゼミの概要を教えてください。
A:リクルート、楽天、セブン・イレブン、山崎製パンなどとコラボレーションし、実際に商品開発やマーケティング活動を行っています。具体的には、青学ランチパックの企画・開発、青学nanacoカードの企画・販促活動、楽天ビューティのSNSサイトの運営やイベントの実施、青山麺列伝シリーズにおけるラーメンの商品開発などを行いました。
Q:どのようなプロセスで学ぶのでしょう?
A:毎年さまざまな企業からコラボ企画の依頼がありますが、企業のニーズは多種多様です。例えば東大発のベンチャー企業と大学生向けのAI学習ソフトを開発する場合には、大学生がAIを使ってどのようなことをしたいのかといったニーズの発芽を明確にし、既存のサービスを徹底的に調査するとともにその問題点を指摘していきます。それらをベースとしたうえで、自分たちが提供するサービスを新奇性や実現可能性といった観点から評価し、 企業へプレゼンテーションを行います。
Q:将来的にここでの学びをどう活かして欲しいですか?
A:ゼミ活動を通じて、希望企業から内定をもらうことではなく、入社後に困らないような企画力・立案力・グループワーク能力を高めることを意識しながら運営を行っています。ゼミの2年間で数社とコラボ企画をこなしていくことで、実際の企業でも自分の立ち位置を理解しながら、夢の実現に向けて自分の実力を遺憾なく発揮し、成長して欲しいです。
Q:学生にはどのような学びの姿勢を期待しますか?
A:毎年意欲がありかつポジティブな考え方を持った学生がゼミを希望してくれております。教員はあくまでも企業とのコラボ企画の機会を提供するに過ぎません。実際の企業が要求するレベルやスピード感はかなりのものですが、それらを楽しみながらも学生ならではの視点で発想や行動をしてくれる学生に来てもらうことを期待しています。

高橋 邦丸 Kunimaru Takahashi
経営学科 教授
専門分野:会計学・経営学